走るNGOワールドランナーズ・ジャパンのアフリカ支援の状況

(2019/03)

講師紹介:矢崎芽生(やざきめい)
2008年グローバルフェスタで開催されたチャリティーランのコアボランティアとしてMRJと知り合い活動の趣旨に賛同し、その後2010年に理事長兼事務局長に就任し現在に至る。本業はNPO法人を中心とした非営利組織専門の公認会計士・税理士として活動中。2013、2015、2017年と3回タンザニア、ケニアを訪問。今年も計画中。 http://www.wrj.jp/

ワールドランナーズ・ジャパンで事務局長をしている矢崎と申します。KI-AFRIKAの料理教室に参加させていただいたのがきっかけです。今日は、ワールドランナーズ・ジャパンの活動についてお話ししたいと思います。この団体を始めるきっかけは、グローバルフェスタでチャリティーランというイベントを皇居でやっていまして、その担当になったことからワールドランナーズ・ジャパンを知ることになりました。2010年から理事長兼事務局長に就任し現在に至っております。

ワールドランナーズ・ジャパンはビジョンとして2つのことを掲げております。1つは、地球上から慢性的飢餓をなくす、2つ目は、走ることを通して貢献するという文化を日本に根付かせるということです。この2つを掲げて1989年から活動して丁度30年になります。1989年にWRの「モスクワピースマラソン」に日本から参加した8人が帰国後NGOとして設立したのが始まりです。元となったアメリカのワールドランナーズという団体はなくなって、今はグローバルパートナーズとして活動しています。

どういう活動をやっているかと言いますと、最近では第20回のイベントとして「新春ランニング感謝祭」を行いました。川崎の多摩川緑地古市場陸上競技場をスタート・ゴールとするハーフマラソンで、5kmの部、10kmの部も設けて行いました。9月には、パートナーシップランということでアフリカの人達と同じ仲間として走る予定です。これは去年の9月から始めています。あとはグローバルフェスタでジャンベをやたら鳴らして目立つ団体として活動しています。ランニングマシーンを持ち出して走っている1分間をジャンベで盛り上げるというイベントです。走ることは楽しいことだと伝えることができたらと思っています。毎年これを走りたくて来てくれている小学生もいます。練習会というのもあって、夜7時から皇居の周りを走っています。

アフリカでの活動としては2015年から奨学金プロジェクトを始めました。成績は良いが経済的に困難な生徒を校長先生に毎年2名ずつ選んでいただいて年間で500ドルの奨学金を提供しています。今年で10名になり将来の夢は弁護士や医者になることのようです。

ケニアでの活動は、ナイロビのキコンバというスラムで神戸先生と一緒に給食の支援をさせてもらっています。栄養状態の良くない5歳以下の子ども40人を対象にランチを提供するというものです。メニューは玉ねぎとトマトのピラウで時々お肉も入っています。

タンザニアで奨学生の通う学校を訪問した時には、素敵なウェルカムパーティーをしていただきました。奨学金の受給対象者となる少女は、強い学習意欲と将来の夢を持ち、聡明で国の初等教育試験で高い点数を取った少女を選びます。また貧しい家庭で孤児または片親の少女を対象にしています。進学する学校はアリューシャ地域でも優秀な公立高校を選んでいます。

2013年からアリューシャから200kmのMbulu Uhuru 地区にセカンダリースクール(中等学校)の建設支援を始めました。6教室のうち2教室を支援させてもらっています。2015年にやっとその2教室が完成し、完成式に参加してきました。みんなに喜んでいただいて記念の布をいただきました。ここよりさらに奥地の小学校からも支援を依頼されていますが、難しい問題もあり検討中です。また障害児を受け入れている学校の支援も依頼されています。現地では、お金が出せない人は労働力を提供することで学校の建設に参加しています。地域で生産している作物によっても収入の差があって、玉ねぎを作っている地域は収入がいいので立派な学校があります。雨の量によりますので一般的にはトウモロコシを作っています。

WRJは、走る人も走らない人も、そのビジョンに同意できる方は誰でも参加することが出来ます。自分にできることを通して地球の未来に貢献できる自分を発見する機会でもあると思います。興味のある方は是非ご参加ください。

(2019/03)

 

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