ルワンダの日常生活と高校生

(2012/5)

講師紹介:辻 征史(つじ まさふみ)
青年海外協力隊OB、2007年から2009年にかけてルワンダの工業高校へ赴任

1)ルワンダの概要
・面積は四国の4.5倍、人口は約1千万人(人口密度高)、標高1,500m、 気温は20度前後、アフリカのスイスとも呼ばれていて過ごしやすい。
・90%が農業従事、コーヒーお茶など輸出、他に鉱産物(スズ、タングステンなど)も。
・地元で話される言語はキニアルワンダ語(半分ぐらいスワヒリ語と同じ?)。ビジネス用語はフランス語と英語が混在、学校の公式語を英語に切り替え中(教科書はまだほとんどフランス語だった)、省庁により農業省はフランス語、教育省は英語など混乱。
・民族はツチ族とフツ族、1994年の大虐殺以降、身分証明書の民族表示は廃止、民族間のいさかいなどはなかった。
・宗教は90%がクリスチャン。
・食べ物はジャガイモが主食(最初はおいしかったが、毎日だったので飽きてしまった)、それにウガリ(トウモロコシの粉を練ったもの)、葉物野菜、マメなど。
・喫茶店ではチャイ(生姜紅茶)とミレット(小麦粉(?)と砂糖の飲み物が主流。

2)高校の生活
・公立工業高校(ETO GITARAMA)の電気通信課で教えていた。生徒数は全校で約500人。
・学校制度は6(小)、3(中)、3(高)、4(大)制、赴任した高校は全寮制で女子は1-2割で、みな坊主頭、1クラスは30人程度。
・寮では、5時起床、6時から30分間毎日イモの皮むき、7時半から30分間の朝礼後、8時から12時半、お昼休み後14時から16時半まで授業、1日8コマ、車のホイールをたたいて時刻を知らせていた。
・授業は板書主体で教科書なし(ノートはボールペンでキレイに書かれている)
・工業高校の就職率は20-30%、自動車整備、電気工事会社など。(コネが優先)
・大学は全国資格試験で、少数のお金持ちのみ入学。
・高校の実習は電子ブロックトレーニングキット、オシロスコープ20台など、赴任当時はオーストラリア人校長が寄付を集めるのがうまく、日本からの高価な部品も調達できたが、その後、2年目は地元の校長になり予算が縮小。(でも他の工業高校よりは随分恵まれていた。)
・教師の給与は民間の半分で特に資格不要、民間の仕事があるとすぐやめてしまう。(5人いた建築科先生が新学期時に全員やめてしまった。)
・放課後の活動は空手(東洋武術)が人気、他はダンス、合唱サークルなど(ビデオあり)
・卒業は中間・期末試験の成績で。成績が悪いと親の仕送りが大変なのでほとんど退学。