私の国ルワンダの紹介と私の活動

(2018/2)

講師紹介: Augustin Hakizimana(オーガスティン・ハキジマナ)

ルワンダ人画家。1988年ルワンダ共和国キガリ市生まれ。2008年から独学で制作活動を始める。2010年、数名の仲間とともに「ウブランガ(美を意味するルワンダ語)アートスタジオ」を創設。2013年3月には同スタジオにて「アガソジ・アート・プロンジェクト」を立ち上げ、自身の制作活動に加え子供たちへの情操教育と未亡人貧困女性への収入創出のための活動を開始。この他伝統文化の継承を目的とした参加型のダンスイベントなどを手がける。

オーガスティンです。今日はルワンダについて話します。私は画家でいまは日本で暮らしています。皆さんはアフリカというと紛争など暗いイメージがあると思いますが、今日は私の活動を中心に別の角度からお話しします。独学でここまできましたが芸術を通じて皆さんの心に訴えてゆきたいと思っています。最近の作品はアクリル絵の具でアフリカの心を描いています。ルワンダはケニアの左下にある小さな国で、丘の多い国です。1000の丘の国とも言われ、標高は1500mくらいです。人口約1200万人で、大統領は現在3期目のポール・ガガメ大統領です。宗教はキリスト教とイスラム教です。農業が主要産業で、ジャガイモ、コーヒー、紅茶や調理用バナナを生産していますが、輸出産業としては、錫、タングステンなどの鉱物資源が主体となります。珍しいものではバナナのビールがよく作られ、家庭用だけではなく商品化もされています。

野生のマウンテンゴリラが生息しているため、大切に保護され重要な観光資源になっています。入山料は今では1500ドルもします。ゴリラの赤ん坊が産まれると8日後に名前を付けるという国の習慣があり、大統領も出席する大イベントがあります。名前は大使など著名人に依頼してつけられます。ニュングエ国立公園にはシマウマ、キリンなどがいます。ライオンはいなくなってしまったので南アフリカから輸入しているようです。南の方にはチンパンジーも生息しています。

ルワンダはとても綺麗好きな国でゴミはほとんど見られません。プラスティックの袋は禁止されているので全部紙袋です。毎月第4土曜日には町会の清掃日があって街を綺麗にします。ルワンダでは側溝にゴミなどがありませんのでマラリアの心配はありません。治安もよく保たれています。音楽も割と静かな感じです。女性はすらっとして綺麗な人が多く、伝統衣装も華やかです。

1994年にジェノサイドで3ヶ月の間に100万人の人がなくなってしまいましたが、今も一生懸命国民和解に取り組んでいます。このジェノサイドを乗り越えられたのは、ガガメ大統領の強いリーダーシップのおかげだと思います。国の復興を手がけ、都市は急速に発展を遂げています。教育に関しても90%以上の高い識字率を誇っています。国が崩壊しかけたのは教育がなかったせいだという考えのもとに今では小学生1人に1台のパソコンをという課題に取り組んでいます。ジェノサイドでジェンダーのバランスが崩れたせいもあり政界で活躍する女性や会社の管理職でも女性が多く活躍しています。女性の活躍率は世界で4位になっています。

2010年に仲間とともに首都キガリ市のキミフルラ地区に「ウブランガ・アート・スタジオ」を設立し、自身の制作活動に加え子供たちへの情操教育と未亡人たちの収入創出を目的に絵画教室や工芸品制作教室を開始しました。また、バナナの繊維で作った紙や布のデザインも手がけてファッションショーも行いました。最後に伝えたいメッセージとしては、これからもアートを通じて平和で楽しい毎日が過ごせるようなお手伝いができればいいなと思っています。

*この後、アフリカをイメージしたイラストをくり抜き、下にアフリカのカラフルな生地を敷いて、グリーティングカードに仕立てるというワークショップを楽しみました。