NPOサパ 西アフリカの人たちを支援する会

(2015/10)

NGOサパの紹介。

サパは、1991年に野澤眞次さんがブルキナファソで立ち上げたNGOで、以来住民生活の安定と環境の保全に向けた取り組みをしてきました。京都大学卒業後三井農林に勤務、農業技術者として活躍しましたが、世界の実情見て59歳の時にNGOを設立して今の活動を続けてきました。活動の主な資金源は政府の助成金はあてにせず、自ら現地の一流カメラマンを使ってアフリカの素晴らしい人々を写した立派なカレンダーや絵葉書をつくり、PR活動も兼ねて企業中心に買ってもらうということで賄っていました。

野澤さんの体調不良もあり今年の3月にサパは解散ましたが、今日はTBSで放映されたドキュメンタリの「コートジボワールの紹介」というDVDを見ていただこうと思います。

ギニアビサウは、輸出の8割をカシュウナッツに頼っています。かつては豊かな森があった地域ですが、今では森は消えてしまい生活に必要な水も無くなってしまいました。そこで農業と森林の専門家である野澤さんは、植林に取り組むことを地域の人々に働きかけました。ギニアビサウは世界で一番貧しい国ですが、市場では新鮮な野菜や果物があふれていました。住民の大半は農業で生計を立てています。16世紀からポルトガルの植民地で、75年に独立後も15年前に内戦が勃発し復興がまだ進んでいません。3年前に大統領が暗殺され、いまだ国内は不安定な状態が続いています。

2月ここを野澤眞次さんが訪れ大歓迎を受けました。この辺りは主食であるコメを栽培していましたが、内戦後は天候にも左右されず稲作のように水を引く必要のないカシュウナッツに頼るようになりました。大規模な加工場はなく、カシュウの殻を割るのは手作業で行われています。首都から車で3時間入った電気も水道もない村が野澤さんの活動拠点です。主食のコメは外国産の輸入米に頼っており、1日1~2食でおかずもない食事をしており水不足に悩まされていました。井戸水のレベルはどのくらいかを調べてみると、地下21メートル付近でした。11月から1月までは乾季で水不足は深刻な状態になっていました。

野澤さんが取り組んでいる活動は植林ですが、かつて植林した地域を訪れてみました。サミュエル・バルデさんは野澤さんの片腕となって働いてくれるスタッフです。4年前にバルデさんたちが植えたニムの木が大きく育っていました。ここまでくれば、あとは放置しておいても森になります。野澤さんが目指しているのは、さまざまな木を植えることで地下水を溜めることです。初めはバルデさんたちに理解してもらえず、この国では木を植えるのはカシュウなどの収穫目的の果樹園だけだったのです。何度も話し合った結果、今までに約7000本の木を植えました。この木の成長が子供たちの未来へとつながるのです。本当の支援は時間がかかります。10年間植林を続けた結果涸れていた泉から水が湧き始めた経験を支えにしています。

野澤さんはこのような活動を続けてきました。今回この活動を解散されたことは大変惜しまれることです。